既にeメールは、ビジネスを円滑に遂行するコミュニケーションインフラとなっています。
しかし、長く使い続けるうちに課題が出てくるのも事実。例えばメールボックスの容量が
足りなくなった、レスポンスが低下してきた、検索性が落ちた…。ところが、不可欠な
ツールであるだけに、乗り換えは簡単ではありません。メールデータ移行ができなかった
り、できても不完全であったりします。そこで、キングレコード株式会社様は、同社が使用
してきたグループウェアIntrameriTに、新たにサイバーソリューションズのCyberMailを
組み合わせました。既存システムのNotesから、わずか1日で全メールデータ移行も
完了。アドレスデータもシステム間で共有でき、快適なメール環境を手に入れました。

AKB48から演歌、クラシックまで
| お話を伺った方 |
 |
経理部
情報システムグループ長
川村 夕起子 氏 |
−御社の概要を教えてください。
川村氏「弊社からは2010年のNHK紅白歌合戦(第61回)で、4組の
歌手が出場しています。今ならどなたでも知っているのが『AKB48』で
しょうか。『トイレの神様』の植村花菜も昨年から急に売れ出しました。
水樹奈々も紅白に出ています。アニメの世界では大変有名な声優で
あり歌手です。」
−キングレコードというと演歌のイメージがありますが…。
川村氏「確かに演歌に強いと思われていますし、紅白には中村美
律子が出場しています。どうしてもAKB48などが目立ちますが、演歌も
純邦楽も大切にしていきます。かけがえのない日本の文化ですから。
他にはクラシックもありますしジャズやロックもあり、映像作品にも力を
いれています。さらに、エヴァンゲリオン等、アニメ作品も多数取り扱って
います。」

全社システム化推進の一環でグループウェアを導入
−グループウェアの活用はいつからになりますか?
川村氏「90年代後半に『社内LAN推進プロジェクト』が発足し、全社
的に業務をシステム化していこうという動きが始まりました。この時に
初めてグループウェアが導入され、メールの活用も開始されました。これ
以降、一人1台のパソコン環境が次第に整っていきます。」
−Notesを使っていたとお聞きしていますが。
川村氏「Notesを初めて使ったのは2001年に構築した『制作管理
システム』からです。企画書から始まり、作品に紐づく楽曲や権利者の
データまで、CDやDVDなどを制作するために必要な情報を管理する
システムです。これを当時ポピュラーだったNotesで作成しました。同時
に、メールもNotesを使うようになりました。」

IntrameriTで営業支援システムを構築
−IntrameriTも早くから使っていますが、その経緯は?
川村氏「2003年に『営業支援システム』を構築しまして、この時に
IntrameriTのフレームを利用しました。単なるSFAではなく、新譜の
受注管理をする機能も搭載しました。営業担当が音楽ショップを
回って受注した数字を、担当者本人が入力・管理するシステムです。」
─NotesではなくIntrameriTの方を利用したのは?
川村氏「Web化されているところが魅力でした。IntrameriTをフロ
ントにすることで、どこでも仕事ができるようになります。また、このころ
からIntrameriTで掲示板を立ち上げたり、ライブラリで情報共有な
どもするようになりました。」

制作管理システムと経理システムの再構築
−その後長くNotesとIntrameriTの両方を使っていたのですか?
川村氏 「2009年に『制作管理システム』を再構築しました。この時には
Notesを使用していません。併せて、経理システムも再構築しました。
パッケージを利用しましたが、IntrameriTの『会計システム連携ワーク
フロー』を取り入れています。これにより、制作管理システムも経理
システムも、IntrameriTをフロントとして使用しています。」
−これでNotesを使わなくなったのでしょうか?
川村氏
「いえ、この段階ではまだNotesメールを利用しています。メールシステムにも課題が多かったので、新たなソリューションを探すことにしました。」

NotesからCyberMailへ
−Notesのどこが不満だったのでしょうか?
川村氏 「まずメールボックスの容量です。仕事柄、画像データや音源
データなどを添付して送受信することが多く、既に限界に近く、拡張
を迫られていました。検索機能も快適に使うことができませんでした。
また、相手のメーラーとの相性にもよるようですが、文字化けが多い
のも問題でした。後は障害に弱いということでしょうか。復旧に時間が
かかって、利用者に迷惑をかけることがありました。」
−それでCyberMailに切り替えたのでしょうか?
川村氏
「すぐに決めたわけではありません。主だったものは、ほとんど
検討しました。まず前提として、IntrameriTをポータルとして使って
いますので、IntrameriTとの相性があります。次に、Notesと操作性
が似ていること。メールは業務に必須となっているので、操作性が
まったく違ってしまっては現場が混乱します。」

わずか1日でNotesからのメールデータ移行も完了
─実際、現場での混乱はありませんでしたか?
川村氏
「ほとんどありませんでした。対策の一つとして事前に講習
会を開き、全員参加を義務づけました。さらに、Notesの既存メールを
すべてCyberMailへ移行しました。メールの移行ではあまり例が
ないと聞いています。ただ今回は、都築電気とサイバーソリューションズ
にお願いして、わずか1日で移行することができました。これはすばら
しいメリットと考えています。」
─稼働して数カ月がたちますが、いかがですか?
川村氏「利用者からはレスポンスがいい、検索機能が便利と大変
好評です。Ajax対応の操作性も評判です。メールボックスやアドレス
帳のデータをドラッグ&ドロップで操作できます。システムも安定して
いて障害も報告されていません。」
─アーカイブ機能も利用しているとお聞きしています。
川村氏
「アーカイブ機能もCyberMailの大きな特長の一つです。
法的にもメールの保存に厳しくなってきていますが、それ以前に容量
の圧縮に役立っています。全メールを圧縮保存していますから、個人
のメールボックスから不要なメールはどんどん削除するよう勧めて
います。アーカイブの信頼性と可用性には気を付け、二重三重の
バックアップ体制を整えています。」

モバイル活用に興味
─IntrameriTとCyberMailの組み合わせで何がメリットとなるでしょうか?
川村氏
「アドレス帳の一元管理です。Notesを使っていたころは、人事
異動のある春先は、アドレス等の変更で、運用担当者が1日がかりで
変更していました。今では、IntrameriTのアドレス帳を共有できます
ので、運用負荷が大幅に減っています。都築電気も推奨しています
し、大変相性がいいと思います。」
─今後の抱負があれば。
川村氏
「モバイルに興味を持っています。今回のCyberMail導入に
より、携帯でのメール利用が可能となりました。これまでは、フリーメール
に転送して確認していましたが、その場合返信するとフリーメールの
アドレスになってしまって不都合でした。当然、セキュリティー的にも
問題がありました。それが今回より解消されています。今後は
IntrameriTの掲示板やスケジュールの携帯での利用も対応したいと
考えています。もちろん、今注目されているスマートフォンも検討中です。
これには都築電気にもサイバーソリューションズにも期待しております。
ぜひ、よろしくお願いします。」
都築電気
「キングレコード様とは既に長いお付き合いとなっており、
大変お世話になっています。IntrameriTをフロントに各種システムを
効果的に活用されてきました。今回はサイバーソリューションズの
CyberMailを組み合わせ、さまざまなメリットを引き出しています。本日は
貴重な体験をお聞かせいただき、大変ありがとうございました。」